夜の仕事で審査に通る人、落ちる人
キャバ嬢だとキャッシング審査に落ちると言われますが、それもちょっと間違った認識です。
大昔のように、仕事によって偏見があるような時代ではありません。
キャッシング業者はお金を返す能力のある人かどうかしか見ませんので、落とすとしてもキャバ嬢だから落とすというわけではありません。
審査に通るには、「お金を返せる人」だと思ってもらう必要があります。
どういった人なら返せる人で、どういった人は返せない人なのでしょうか？
・通るキャバ嬢、通らないキャバ嬢
キャッシング業者も変わったもので、同じキャバ嬢でも所属する店舗の運営状況や営業形態、業務歴なども評価しますし、本人の属性も当然評価します。
つまり、老舗の店のキャバ嬢なら通っても、出来たばかりの新参店のキャバ嬢では通らない場合もあるわけです。これは一般の会社でも同じことで、大企業の社員はウケが良くても、零細企業の社員では落とされる確率が高いですよね。
職業がどうということではなく、所属する会社組織による部分があるわけです。
・法人企業か店なのか
例えば、自分の所属する店が法人企業として営業されているなら、勤務先は店の名前ではなく法人企業を記入して下さい。たったそれだけでも印象が違います。
法人企業に勤務していて毎月給与を得ているというのは、どんな業界であっても一定の信頼度があります。単に「お店の売り子を手伝っている」と言うのと、「法人の経営する店舗で販売員として勤務している」と言うのとでは、聞いただけでも違いますよね。
・雇用形態にもよる
日雇いのキャバ嬢、アルバイトのキャバ嬢、派遣社員のキャバ嬢、店舗勤務のキャバ嬢、企業勤務のキャバ嬢、すべて評価が変わります。
当然企業体の従業員のほうが審査に通りやすくなります。
・本人の信用度
同じキャバ嬢でも、クレジットカードで買い物をしまくってツケだらけの人と、他からの借り入れがまったく無い人とでは当然信用度が違います。
これはキャバ嬢に限ったことではなく、本人がどれだけの負債を抱えているかの違いです。
夜の仕事や水商売で審査に落ちる理由
キャバ嬢がキャッシング審査に落ちてしまう場合、職業のせいだけにしたい気持ちもわかりますが、それ以外に理由を作っていないか確認する必要があります。
実は仕事関係なく、自分の履歴が妨害している可能性もあるからです。
・申し込みブラックになっている
キャッシング審査に落ちまくっているというキャバ嬢は、落ちることに焦って次から次へとキャッシングの申し込みをしてはいないでしょうか？
これでは申し込みブラックという状態になる場合があります。
個人の信用度を確認するために、個人信用情報というものを照会するのですが、そこには申し込みをしただけでも記録が残されます。
短い期間に何社も何社も立て続けに申し込みをしている人は、自分で自分を「何度も申し込みを続ける要注意人物」にしてしまっている可能性があります。
一概には言えませんが、１ヶ月で申し込みをかけるなら３社あたりが限度でしょう。
もし一度落ちてしまったところに再度チャレンジしたいというのであれば、最低でも６ヶ月、出来れば１年以上は間をあけないと詳しく審査してもらえる可能性自体、低いです。
・いままで一切使って来なかった
キャバ嬢ならではと言えるかもしれませんが、ある程度の年齢になっても一度もカードなどを使ってこなかった現金主義の人は、個人信用情報があまりにもキレイ過ぎて疑われる場合があります。
一般的にはほぼ無いケースですが、何もかもすべてキャッシュで払ってきたという現物主義の人は、情報が無い＝自己破産でデータが一度リセットされたのではと思われてしまう場合があります。
働き出してすぐに収入の良い時期があって、状況が悪くなってから初めてキャッシングを考えたというような場合には、稀にこうしたケースに当たる場合があります。
・ケータイを滞納した
最近のケータイやスマートフォンは、本体を買った時に通話料金で支払う分割ローン形式にされることが非常に多いです。この場合、通話料金を延滞することはローンの延滞になります。
延滞の情報は事故情報ですから、５年間は自分の経歴に傷が残ります。
たかが通話料金と甘く見ないことです。
そもそも審査される内容とは？
お金を貸す時に、貸す相手を審査するのは当然と言えば当然です。
とは言え、どうやって審査するのか、信頼性はどこで確認するのか、その内容を知りたいですよね。どの業者も自社の基準はシークレットですが、一般的な内容についてまとめておきましょう。
・属性
申し込みがあったら、本人がどういう属性なのかを審査します。年齢、収入、勤続年数、仕事先、家族、その他申し込み書に入力した個人情報を元に、返済能力を審査します。
・信用情報
私たちが今まで生きて来た中で、どういう経済取り引きをしてきたかの情報は、データベースとして記録されています。何のローンを組んだかとか、クレジットカードをいつ作ってどれだけ使ったかとか、キャッシングの借り入れがあるかどうかとか、そういったすべての情報です。
返済が延滞したり、虚偽を働いたり、何か問題のある行為を過去にはたらいたとすれば、すべて一発でわかってしまいます。
・仕事先
どんなところにどれだけ長く勤めているかが一番のポイントです。ウケがいいのは公務員、勤務年数の長い人です。羽振りが良くても個人事業主は評価されません。
・嘘が無いか
とてもシンプルなことですが、自己申告した内容に嘘がないか、あいまいな点がないかを確認するのも大事な審査です。
わざと自分の名前をちょっと違ったよみがなにしたり、年収をちょっと多めにしてみたり、勤め先を違う会社にしてみたり、そういう細かい嘘は一気に信用を無くしますし、審査に落とされます。
わからないだろうと思うと大間違いですね。
・在籍
申告した仕事先にちゃんと籍があるかどうか、実際に働いているかどうか電話をかけて確認します。
在籍確認の電話が終わっても審査に落ちる人もいますのでなんとも言えませんが、これが行われるのはだいたい審査の終盤です。
個人の名前でかかって来ますし、本人が出られなくても確認出来ればOKです。
・問われるのは返済能力
とにかく、「この人、ちゃんと借りたお金を返してくれるの？」というのが一番の審査ポイントなわけです。だから、属性が非常に良くても他社から何社も借り入れがあれば評価は最悪になります。